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GIニュース  ~健康に関わりのある情報~

 
 
女性の手のひらは多様な細菌でいっぱい

 手のひらにはこれまで考えられていたよりもはるかに多くの細菌が生息しており、特に女性の手には男性に比べて多様な細菌叢がみられることが、米コロラド大学のグループによる研究で明らかにされた。この情報によって、「健康な」細菌レベルを把握することができ、疾患のより正確な診断や、さらには健康状態が悪化する前に検知することにつながると考えられる。
 微生物は人類に残された探求分野の一つであり、実際、米国立衛生研究所(NIH)はヒト微生物マップの作成を目的にヒトマイクロバイオム・プロジェクト(Human Micorbiome Project: ヒト微生物群ゲノムプロジェクト)を開始している。米ロチェスター大学(ニューヨーク州)メディカルセンター教授のRobert E. Marquis氏によると、地球上の微生物で既知のものはおそらく1%に満たないが、今回の研究で用いられた技術によって、残る99%に出会えるだろうという。

 今回の研究では、手のひらに生息する細菌叢を把握するため、学科試験を終えた直後の大学生51人の手のひらを綿密に調べた。メタゲノム解析という方法を用いて細菌のDNAを抽出した結果、これまで皮膚細菌の研究で見つかっていたものの100倍にあたる約33万2,000個の遺伝子配列が見つかった。

 平均すると、1つの手には約150種の細菌が生息しており、全体では4,700を超える種が確認されたが、全被験者に共通してみられたのはわずか5種だった。左右の手に共通してみられた細菌は約17%、被験者同士の共有がみられたものは13%であった。皮膚には口腔や消化管などの他の身体部位と比べても多様な細菌がみられ、女性には男性よりも多くの種類がみられた。

 全般的に、手洗いは細菌の多様性には影響を及ぼさないようだったという。(ただし研究者は、手洗いは励行すべきと強調している)。少なくとも被験者らが行っている手洗いの方法では手洗い後すぐに細菌が復活するのか、あるいは手洗いでは細菌を除去できないのだろうと述べている。この知見は、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNSA)」オンライン版に11月3日掲載された。


GIスズキの独白
これは細菌に感染しているということではなく、我々人間は細菌と共生していることを示しているのではないかしら。抗菌グッズを使用したからといって身体から細菌がなくなる訳でないし、女性の長生きは細菌が多いからかもよ。なんてね!

 


 
 
 
 
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