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GIニュース  ~健康に関わりのある情報~

 
 
糖尿病人口は“予備軍”合わせ2,210万人
10年前の1.6倍に増加

 
 厚生労働省は12月25日,平成19(2007)年国民健康・栄養調査結果の概要を公表。「糖尿病が強く疑われる人」とその“予備軍”と言える「糖尿病の可能性が否定できない人」を合わせると2,210万人と推計され,10年前の約1.6倍に増加している。 「正しい食生活と運動習慣は,糖尿病の予防に効果がある」ことを約9割が認識していたが,生活習慣や行動の改善に結び付いていないことが,糖尿病の増加につながっていると思われる。

 「強く疑われる人」でも4割が受診せず
 調査は昨年(2007年)11月に実施されたもので,身体状況調査8,000人,血液検査4,018人,栄養摂取状況調査8,885人,生活習慣調査8,119人の集計結果が解析された。

 重点調査項目として掲げられていた糖尿病については,(1)糖尿病が強く疑われる人(HbA1C値6.1%以上,または,質問票で「現在糖尿病の治療を受けている」と答えた人)は約890万人,(2)糖尿病の可能性が否定できない人(HbA1C値が5.6%以上,6.1%未満で,(1)以外の人)は約1,320万人と推定され,合計2,210万人。5年前(1,620万人)の約1.4倍,10年前(1,370万人)の約1.6倍と大幅に増加している。
 糖尿病が強く疑われる人の治療状況は,「現在治療を受けている」と回答した割合は2002年の43.6%から50.8%に増加したものの,「ほとんど治療を受けたことがない」との回答も依然として約4割にのぼり,糖尿病の検査で「異常あり」と言われても,そのうちの約2割は医療機関を受診したりするように言われたり,保健指導を受けた経験がなかった。

 糖尿病に関する知識では,「正しい食生活と運動習慣は,糖尿病の予防に効果がある」,「糖尿病は失明の原因になる」は正答率が8~9割と高く,逆に低かったのは「糖尿病の人には,血圧の高い人が多い」「軽い糖尿病の人でも,心臓病や脳卒中になりやすい」で,50%に達しておらず,予防や治療に関するおもな情報源は,テレビ・ラジオ,新聞,雑誌,本などだった。

 運動習慣については,日常生活で歩く歩数が男性で7,321歩,女性で6,267歩と,健康日本21の目標値である9,200歩,8,300歩にそれぞれ達していない。

 また,睡眠に関する調査では,「睡眠による休養が十分にとれていない」割合は,15~19歳で最も高く,男性で34.2%,女性で40.8%で,20~40歳代でも約3割を占めた。40歳代女性では6時間未満の割合が4割と,各年齢層中最も高かった。眠るために睡眠薬などの服薬,飲酒をすることがある人は約2割で,2003年に比べ増加していた。
 ストレスの状況は,「大いにある」,「多少ある」との回答が,20~40歳代のすべての年齢層で7割を超えた。

 喫煙者の割合は,男性では減少傾向にあるものの,約4割と依然として高く,女性は横ばいで約1割だった。  朝食の欠食率は増加傾向にあり,20~30歳代男性では約3割,20歳代女性では約2.5割にのぼった。

 

 
     
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