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座位の習性は血漿グルコースの増加に関連している

提供:ロイターヘルス

【2007年3月28日】

Michelle Rizzo
ニューヨーク(ロイターヘルス) - Diabetes Care誌3月号に掲載された最近の知見は、糖尿病の診断歴のない成人の血糖測定と座ることの多い行動--テレビを視聴するような--との間に有害な関係を示した。この関係は身体活動時間および肥満状態とは無関係であった。

International Diabetes Institute(オーストラリア、メルボルン)のDr. David W. Dunstanらは、オーストラリアで男性3,781名および女性4,576名を対象にテレビの視聴ならびに空腹時血糖(FPG)および糖負荷後2時間値(2-h PG)との関連を調べた。被験者は全員、ベースライン時には糖尿病なしであった。

面接者記入式質問票を、自己申告された前週のテレビの視聴時間を評価するために用いた。
空腹時血糖およびインスリンレベルに基づいて、チームはhomeostasis model assessment (HOMA)によりインスリン感度(HOMA-%S)およびβ細胞機能(HOMA-%B)を算出した。

交絡因子および身体活動時間での調整後、女性においてテレビの視聴時間と2-h PG、空腹時インスリンのlog値とHOMA%Bのlog値の間で明らかな関連が観察された。FPGとの関係は観察されなかった。テレビを見ることに費やされた時間は、HOMA%Sのlog値と反比例していた。

男性では、血糖測定との有意な関連はみられなかった。

「今回の知見は、今や十分に確立された証拠に基づく身体活動増加の重要性に加えて、テレビの視聴などの座ることの多い行動について糖尿病および肥満の研究を重視する状況を強めるだろう」とDr. Dunstanはロイターヘルスとのインタビューにおいて語った。

「他の座ることの多い行動がリスクに付加的な影響を及ぼすかもしれない可能性があるため、テレビの視聴は、さまざまな形式の座る時間を含めて座ることの多いライフスタイルのより幅広いパターンの指標であるかもしれない」と彼は示唆した。

「我々の研究では、テレビの視聴時間は、空腹時血糖に比べ、糖負荷後2時間値とより強く関連した」とDr. Dunstanは付け加えた。「我々は、この関係が少なくとも部分的には、不活発さ(座ることの多いことに関する研究を定義する特徴)を通して筋収縮の急性および/または累積した欠如によって説明することができたと推測している」。

「座ることの多い生活に関する生物学的メカニズムがよりよく理解されることが、多くの慢性疾患の一次予防戦略の開発の助けとなっている。そのことが、座ることの多いまたは不活発さの基礎をなす生理学を別個の研究問題として考えるための確かな裏づけとなる」という。

「座ることの多い行動について、より精密な(理想的には客観的な)測定法の使用を研究する必要がある」と、彼は付け加えた。

 
 
 
 
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