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がん関係遺伝子に変異 ピロリ菌感染後の発がん

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年4月2日】

 ヘリコバクター・ピロリ菌に感染した胃の細胞で、特定の遺伝子の働きが活発化、それをきっかけに、がんに関係するさまざまな遺伝子に変異が起き、胃がんになるという発症過程を解明したと、京都大病院の千葉勉(ちば・つとむ)教授と丸沢宏之(まるさわ・ひろゆき)助手(消化器内科)らが米科学誌ネイチャー・メディシンに2日、発表した。

 千葉教授らは、ピロリ菌に感染した胃がん患者の胃の粘膜を調べ、上皮細胞で、通常は働いていないAIDという免疫に関係する遺伝子が活性化しているのを見つけた。

 培養したヒトの胃の細胞で実験。ピロリ菌を感染させるとAIDが働き、p53というがん抑制遺伝子などが変異することが分かった。AIDが働かないようにするとp53の変異は少なくなった。

 C型肝炎ウイルスにより肝炎から肝がんになる場合にも、AIDが関係していることを突き止めた。

 丸沢助手は「AIDを標的に遺伝子治療を開発すれば、炎症が起きた臓器での発がん予防が期待できる」と話した。

 
 
 
 
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