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コレステロール、代謝の仕組み解明

記事:毎日新聞社
提供:毎日新聞社

【2007年5月11日】

メタボリックシンドローム:一因のコレステロール、代謝の仕組み解明

 コレステロールの代謝を調節する仕組みの一つを、佐藤隆一郎・東京大大学院農学生命科学研究科教授(分子細胞生物学)の研究チームが解明し、米生化学会誌に発表した。コレステロールの代謝が進まないと高コレステロールとなってメタボリック症候群(内臓脂肪症候群)につながる恐れがある。研究チームは今後、成果を生かし、予防や治療に役立つ機能性食品、治療薬の開発に取り組む。

 研究チームは、肝臓でコレステロールが代謝され、胆汁酸が合成されるのを促すたんぱく質「LRH-1」に注目した。この合成によってコレステロールが胆汁酸に形を変え、体外に排出されるためだ。しかし、LRH-1は、肝臓や小腸、膵臓(すいぞう)などの細胞の核内に存在していることは知られていたが、どのような仕組みで胆汁酸の合成を制御しているのかは不明だった。

 そこで、研究チームは人間の肝細胞を使った実験で、細胞の核にLRH-1を作り出す遺伝子を組み込むなどして研究。その結果、LRH-1に別のたんぱく質「SREBP」が結びつき、その機能を抑え込んでしまうことが分かった。

 また、糖尿病や肥満のマウスでは、SREBPの働きが活発すぎることが知られている。この点から、メタボリック症候群の人では、SREBPの活動が活発な状態が続き、LRH-1の働きを抑制している可能性が示された。

 佐藤教授は「二つのたんぱく質の結びつきを邪魔する物質を見つけ、メタボリック症候群の予防や治療に役立てたい」と話している。【田中泰義】

 
 
 
 
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