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GIニュース  ~健康に関わりのある情報~

 
 

後絶たぬ「飛び込み出産」

 多数の病院に救急搬送の受け入れを断られた仙台市や奈良県橿原市の妊婦は、いずれも妊娠中のかかりつけ医がいなかった。定期健診も受けずに陣痛が始まってから119番したり、病院へ駆け込んだりする「飛び込み出産」は後を絶たず、搬送先決定が遅れる一因となっている。多くは経済的な理由で受診していないとみられ、自分と子どもの命を守る自覚とともに、妊婦に対する行政の支援も求められている。

 仙台市立病院によると、2005年に9件だった飛び込み出産が、06年は16件に増えた。今年も8月末までに9件となっている。

 06年の16件のうち4件は緊急帝王切開手術となり、8件は赤ちゃんが入院。産婦人科部長の渡辺孝紀医師は「健診を経た出産に比べ、手術や治療に至る頻度が高すぎる」と表情を曇らせる。

 同病院によると、飛び込み出産の大半は「健診を受ける費用がなかった」というのが理由だった。

 健診は内診や超音波検査、血液検査などで母体の状態を確認する。妊娠初期や出産直前は1、2週間に1回、安定期は4週間に1回程度。費用は1回4000―5000円、血液検査を含むと1万円になり、すべてを受診すると負担は10万円を超える。

 無健診の場合、医療者側は妊婦、胎児の経過など基本的な情報を把握できない。医療事故などを懸念する病院にとって、「飛び込みはなるべく避けたい」(仙台市の産婦人科医)のが本音だ。

 各自治体は健診費用を助成しているが、宮城県内でも白石市の10回分に対し、仙台市など多くは2回分と格差が大きい。

 厚生労働省は本年度予算で少子化対策事業費に地方交付税を拡充し、健診補助の回数を5回以上にするよう自治体に求めている。渡辺医師は「助成が手厚くなれば、健診を受けやすくなるだろう。子どもを育てる余裕がないうちは、妊娠しないようにする教育も必要だ」と話している。
 

GIスズキの独白医療者側の負担も相当大きいというところを分ってほしいです。冷静に考えていただければこれは医療問題ではなく社会問題だということが理解していただけると思います。受け入れてくださってる産科の先生に頭が下がる思いです。


 
 
 
 
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