高齢者医療費の負担増を凍結 「補正」軸に予算措置 政府・与党調整
記事:毎日新聞社
【2007年9月27日】
医療制度改革:高齢者医療費の負担増を凍結 「補正」軸に予算措置----政府・与党調整
政府・与党は26日、与党の連立政権合意書に明記した「高齢者医療費の負担増凍結」を担保するため、07年度補正を軸に予算措置をする調整に入った。来年4月から70-74歳の医療費窓口負担割合(現行1割)を2割に引き上げることで増える自己負担分や、75歳以上から新たに徴収する保険料などを国庫で補てんする。舛添要一厚生労働相は27日、額賀福志郎財務相、自民党の谷垣禎一政調会長と会談し、政府・与党協議会で具体化を求める。補正規模は、社会保障関係だけで最大1600億円超に上る見通し。
医療制度改革関連法は、一般所得(夫婦世帯で年収520万円未満)以下の70-74歳の人の窓口負担割合を、08年4月から2割にアップするほか、保険料を払う必要がなかった子供らの扶養を受ける75歳以上の人(約200万人)についても、年金から保険料を天引きすることを盛り込んでいる。参院選での与党惨敗を受け、福田康夫首相は見直しを表明していた。
窓口負担が倍増する70-74歳の人(約500万人)の負担増分など1200億-1300億円に加え、新たに保険料を徴収される人が初年度に払う400億円のうち、半年-9カ月分(200億-300億円)を政府が肩代わり。制度の枠組みは変えず、一時的に負担を軽減する。
GIスズキの独白:なんともコメントのしようがありません。 |