GIスズキクリニック GIニュース~健康に関わりのある情報~

  GIスズキクリニック TEL 022-293-0211   
FAX 022-293-0212   
    HOME < GIニュース  < メタボ:死亡率との関係調査 肥満でなくても危険性大   
 
院長メッセージ
診療科目
消化器内科
診療時間
アクセス
リンク
 
HOME
 
GIニュース
 

GIニュース  ~健康に関わりのある情報~

 
 

メタボ:死亡率との関係調査 肥満でなくても危険性大
--厚労省研究班

 ◇メタボ重点健診に疑問
 厚生労働省研究班(主任研究者=津金昌一郎・国立がんセンター部長)が全国の40-69歳の男女約3万人を対象に実施した大規模調査で、肥満でなくても血圧や血糖値など血液検査値に異常があれば、死亡の危険性が高まることが明らかになり、日本循環器学会誌などに発表した。

 国は昨年度からメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策を目的に肥満に重点を置いた特定健診を始めたが、研究班は「メタボ健診だけでは、太っていなくても病気を発症する危険性がある多くの人を見逃す危険性がある」と指摘。特定健診は導入後3年で見直しされる予定で、今後の議論の大きな根拠になる可能性が高い。

 メタボと死亡率の関係について、10都府県の3万4000人を約13年追跡した。日本人を対象にした同様の調査では、最大規模という。心筋梗塞(こうそく)など虚血性心疾患は、メタボの場合、男性で約3倍、女性で約2倍、死亡する危険性が高かったが、肥満ではない人でも血圧や血糖値などが診断基準を超えた場合、死亡の危険性はメタボの人と同様に高かった。病気の種類を問わない男性全体の死亡率もメタボの有無による違いはなかった。

 また、8県の2万3000人を対象に実施した分析では、虚血性心疾患の患者のうち、高血圧が原因で発症したと推測されるのは全体の5割近くに上った。一方、メタボによって発症した割合は2割未満にすぎず、メタボ対策の効果は限定的とみられる。日本人の死因の第1位であるがんの発症にもメタボの有無は関係なかった。

 津金部長は

「肥満重点の対策で期待できる効果は小さく、禁煙や血圧の管理など効果が期待できる対策を推進すべきだ。今回のデータを健診制度を見直す際に役立ててもらいたい」
と話す。


GIスズキの独白
反対派の逆襲なの?しっかりした根拠で始めたんじゃなかったの?メタボ重点健診!行ったり来たり、右往左往させられるのは国民なんだから~そのたびにシステム変更も大変なんじゃないのかな~~

 

 
     
  ページTOPへ  
GIスズキクリニック
宮城県仙台市若林区新寺2丁目2−11 
新寺211ビル4階
TEL 022-293-0211 FAX 022-293-0212
Copyright 2006-2011 GI Suzuki Clinic. All Rights Reserved.